関西茶話会
「第64回関西茶話会」が開催されました
令和8年10月17日(土)午後2時半から、京都大学楽友会館において、京都大学防災研究所附属巨大災害研究センター 准教授 松田 曜子 先生を講師に迎え、「ケアと防災:誰もが脆弱な社会における災害対策について」という演題で、講演会を開催しました。
松田先生の専門は防災工学、土木計画学で、市民参加型の防災まちづくり、広域避難者支援、災害復興などに関する研究に従事されています。講演会の冒頭では、大学院博士課程修了後に研究の場ではなく、被災者支援を行っているNPO法人に就職した経緯などの自己紹介があり、一週間前には豪雨災害にあった千葉県の被災地において現地調査を行っていた旨の話も併せてありました。
今回の講演においては、まず防災研究のキーワードである「災間の時代」、すなわち短い間隔で被災する地域が近年増えつつある状況について解説があり、「ケアと防災」に関しては、ケアの視点による避難行動が肝要であり、自力だけでは生存できない人間の脆弱さをあらためて再認識し、「避難」という災害における基本的な行動に掛かる各種の対処策についての説明がありました。また、避難施策においては、最もケアを必要とする人がニーズを決めること、避難行動における人同士の関係性により強い関心を向けることの重要性について言及されました。さらに具体的な実践例として、水害発生の懸念のある地域住民と専門家が共に学びあう「水害地域学習」や、住民が必要としている避難情報が利用しやすい状況にない地域では、既存型のものを住民目線をベースとしたものに改善していくことの必要性に関する解説がありました。
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松田 曜子 先生
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講演会の様子