歴代理事長
歴代理事長
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初代理事長阪谷芳郎
大正9年~昭和12年9月
財政家、政治家。大蔵省在職中に我が国で初めて体系化された会計法や会計規則の草案を作成。法学博士・大蔵大臣・男爵・東京市長・貴族院議員等。
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2代目理事長山田三良
昭和12年9月~昭和33年11月
日本における国際法の先駆者。ドイツのハイデルベルヒ大学、フランスのパリ大学で国際法を専攻し、帰国後、法科大学の教授。法学博士・京城大学総長・日仏会館理事長・貴族院議員・第14代日本学士院院長等。
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3代目理事長岩田宙造
昭和33年11月~昭和39年11月
弁護士、政治家。「東京日日新聞」記者から弁護士になり、日銀・宮内省などの顧問弁護士をつとめ、東京第一弁護士会会長となる。敗戦後、45年東久邇稔彦内閣及び幣原喜重郎内閣の司法相。日本弁護士連合会会長等。
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4代目理事長南原繁
昭和39年11月~昭和49年5月
政治学者。戦後初の東大総長となり、占領下において学問の独立を主張、その訓示や講演は警世の言として注目を浴びた。第15代東大総長・日本政治学会理事長・第16代日本学士院院長等。
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5代目理事長有澤廣巳
昭和49年10月~昭和63年3月
経済学者。敗戦から立ち直るため1946年に最初にとられた経済政策、「傾斜生産方式」の提唱者。中国社会科学院名誉博士・法政大学総長・第18代日本学士院院長等。
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6代目理事長吉識雅夫
昭和63年4月~平成5年3月
船舶工学者。船舶の構造力学に関する研究、特に船の大型化および溶接に関する研究に専念し、日本の造船業に寄与、日本を世界一の造船王国に導く。工学博士・第5代東京理科大学学長・日本工学会会長・日本学術振興会理事長・学術審議会会長等。
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7代目理事長團藤重光
平成5年4月~平成21年6月
法学者。専門は刑事法全般で、戦後の日本刑事法学の第一人者である。東大在職中、戦後の新憲法制定に伴う法制改革の際に、各種の立法に関与、刑事訴訟法立案を担当した。1974年から1983年まで最高裁判所判事を勤めた。東宮職参与、宮内庁参与を歴任。勲一等旭日大綬章、文化勲章等受章。
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8代目理事長井口洋夫
平成21年7月~平成23年6月
化学者。有機化合物が導電性を示すことを世界ではじめて報告。有機化合物は絶縁体であるとの常識を覆し「有機半導体」の概念を提唱・確立し、有機分子エレクトロニクスの開拓に先駆的・根幹的貢献を行う。文化勲章、京都賞等受賞。
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9代目理事長松尾浩也
平成23年7月~平成26年6月
法学者。専門は刑事法で、刑事訴訟法の業績で知られる。また、近年の刑法改正について指導的役割を果たす。東京大学・千葉大学・上智大学教授を歴任。日本刑法学会理事長・法制審議会会長・法務省特別顧問。紫綬褒章・勲二等旭日重光章受章。文化功労者顕彰。
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10代目理事長久保正彰
平成26年7月~平成28年6月
西洋古典学者。ギリシア・ラテンの双方にわたる西洋古典の言語・文学・文献・歴史等について日本で最高の業績をあげる。欧米の諸大学でも高く評価され、諸国学士院協賛の下に進められているラテン語の大辞典の作成にも参与。東北芸術工科大学初代学長。第24代日本学士院院長。瑞宝重光賞受賞。
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11代目理事長佐々木毅
平成28年7月~令和4年6月
政治学者。専門は、政治学・西洋政治思想史。古代から近代に至る西洋政治思想の理論的・歴史的研究、20世紀の政治思想動向の理論的研究、現代日本政治の分析など、幅広い研究分野を高い水準で統合する独自の政治理論を構築。第27代東京大学総長。瑞宝大綬章、文化勲章受章。