『“いつか”のための準備コラム　～『婚活』とは？ そのまえとあと～』
第３回：これからの生活、考えてる？ 　～ライフプランと婚活～

みなさん、こんにちは。
みなさんの人生設計に役立つ、「婚活への向き合い方」に関するコラムをお届けしています。

第３回となる今回は、ライフプランと婚活の関係に焦点を当てます。
そもそも相手があることなのに、ひとりで未来設計図を考えても意味あるの？
そんな声も聞こえてきそうですが、その時のために思いを巡らせることは決して無駄ではありません。

自分らしい生き方を実現するために、あなたなりの「指針」は欠かせません。
大切なのは、「これから起きることが、自分にとってどんな意味があるのか？」という問いに、時間をかけて向き合ってみることです。
この問いかけを通じて、自分が大切にしたい価値観や、どんな毎日を送りたいか、パートナーとどのような関係を築きたいか、といった理想像が少しずつ見えてくるはずです。

また、この問いに向き合う過程で、これまで気づかなかった自分の本音や将来への希望が見えてくることもあります。
「自分にとって何が幸せか」「どんな毎日が心地よいのか」といった視点でこれからの人生を考えることで、より満足度の高い人生につながるはずです。

これまでみなさんは「カリキュラム」（なにをどういう順番で学んで、どこまで到達するか）に基づいて学生生活を送ってこられたと思います。
専門家によってデザインされた効果的・効率的な道のりが用意されていました。

社会人になると、自分自身で「これからの道筋」を描く必要があります。
人生には、就職・結婚・出産・老後といったさまざまな節目が待っていますが、どれも決まったカリキュラムがありません。
どのタイミングで何を選ぶか、どう進むかは一人ひとり異なります。

だからこそ、婚活を始める前に「自分はどんな人生を歩みたいのか」を考えておくことが大切です。
ライフプランを想定しておくことで、理想のパートナー像や結婚後に叶えたいことも具体的にイメージしやすくなります。
また、将来について話し合える軸を持っていると、出会いの場でも自信をもって自分の考えを伝えられるでしょう。

いざ「人生設計」と言われても、何から考え始めればいいのか迷う方も多いかもしれません。
まずは、日々のちょっとした疑問や、ふと感じる違和感に目を向けることから始めてみましょう。

「仕事と私生活、それぞれどのくらいの時間やエネルギーを注ぎたいか」「今の自分にとって、譲れない価値観や理想のライフスタイルは何か」といった問いを自分に投げかけてみることで、少しずつ「自分が大切にしたいもの」が見えてきます。

答えはひとつではありませんし、時間が経つにつれて変わっていくものでもあります。
だからこそ、完璧な設計図を作ろうと気負わず、まずは「現時点の自分の気持ち」を言語化してみましょう。

まずは気軽な気持ちで、自分自身と向き合う時間を持つことから始めてみてください。

1.婚活は自分らしい人生設計を考えるきっかけになる。
2.自分の価値観や人生の指針を想定しておくことで、理想のパートナー像も明確になる。
3.まずは今の自分の気持ちに向き合うことから始めてみよう。

次回は、多様化する出会いの場について解説していきます。