「サマーセミナーin学士会館」が開催されました

「サマーセミナーin学士会館」が開催されました

平成25年8月25日（日）、学士会館210号室及び202号室において、「サマーセミナーin学士会館」を開催しました。
今回は関係七大学のひとつである東北大学の共催で「東日本大震災から学ぶこと～東北大学の取り組み～」と題して、東北大学災害科学国際研究所の教授3名による講演・懇親会を行いました。

去年までとは趣向をかえてのセミナー開催に、事務局内では心配の声もありましたが、蓋をあけてみると定員を超えるお申込みをいただき、大盛況となりました。

講演要旨は、平成26年1月1日発行の『U7』53号に掲載予定です。

当日プログラム

講演会（14:00～16:30）

・開会挨拶（西澤　潤一 学士会理事）

・東北大学総長挨拶（里見　進 東北大学総長）

・演題1『東日本大震災の実態と津波研究の最前線』
　　　　　東北大学災害科学国際研究所教授（副所長）　今村　文彦氏

・演題2『災害と人間：認知心理学の視点から』
　　　　　東北大学災害科学国際研究所 人間社会対応研究部門災害情報認知研究分野教授　邑本　俊亮氏

・演題3『連鎖する大地震：東北地方太平洋沖地震後の地震活動を予測する』
　　　　　東北大学災害科学国際研究所 災害理学研究部門国際巨大災害研究分野教授　遠田　晋次氏

・閉会挨拶（原　信義 東北大学理事）

交流会（16:30～17:30）

講師略歴

今村　文彦(いまむら　ふみひこ）氏（東北大学災害科学国際研究所教授（副所長））

東北大学大学院博士課程修了。東北大学工学部土木工学科助手、同大学院工学研究科附属災害制御研究センター教授を経て、現在同災害科学国際研究所教授（副所長）。 主な専門分野は歴史津波痕跡調査、国内外の津波数値解析を始めとした流体波動数値解析、津波防災技術開発など。 東日本大震災復興構想会議検討部会、中央防災会議東南海・南海地震等に関する専門調査会、宮城県震災復興会議などのメンバー、日本自然災害学会前会長。

邑本　俊亮(むらもと　としあき）氏
　　　　　　（東北大学災害科学国際研究所 人間社会対応研究部門災害情報認知研究分野教授）

北海道大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士（行動科学）。北海道大学文学部助手、北海道教育大学札幌校講師、助教授、東北大学大学院情報科学研究科助教授、准教授、教授を経て現職。
専門は、認知心理学・教育心理学。
平成17年度東北大学総長教育賞・全学教育貢献賞受賞。公益社団法人日 本心理学会代議員・教育研究委員、日本認知心理学会理事、日本読書学会理事。

遠田　晋次(とおだ　しんじ）氏
　　　（東北大学災害科学国際研究所 災害理学研究部門国際巨大災害研究分野教授　遠田　晋次氏）

1966年宮崎県生まれ。東北大学理学博士。電力中央研究所研究員、東京大学地震研究所助手、（独）産業技術総合研究所活断層研究センター研究員、京都大学防災研究所准教授を経て、現在に至る。専門は地震地質学。地質学・地形学と地球物理学の境界領域を開拓しつつ、地震防災に貢献できる研究者をめざしている。