「サマーコンサートin学士会館」が開催されました

「サマーコンサート in 学士会館」が開催されました

平成22年8月25日（水）、学士会館202号室において、「サマーコンサートin学士会館」を開催しました。小・中学生の姿も見られた満席の会場では、「真白き富士の根（嶺）（七里ヶ浜の哀歌）」や「故郷」、「琵琶湖周航の歌」など日本を代表する名歌を参加者全員で合唱するなど、演者と参加者が終始一体の魅力的なコンサートとなりました。

コンサートの模様は、『Ｕ７』10月号、及び『學士會会報』11月号に掲載いたします。

当日のスケジュール

昼の部（14時～15時45分）

第一部：唱歌のルーツをたずねて～『小学唱歌集』より～＜解説・ピアノ：佐野 靖 氏＞

「夏は来ぬ」「荒城の月」「旅愁」「真白き富士の根（嶺）（七里ヶ浜の哀歌）」｢故郷｣｢朧月夜｣

第二部　：コンサート　名歌を味わうⅠ＜布施 雅也 氏/前田 拓郎 氏＞

日本の叙情：「この道」｢荒城の月」「月の沙漠」「鳩笛の唄」
ショパンの魅力：「小犬のワルツ」「猫のワルツ」「幻想即興曲」「英雄ポロネーズ」
武満徹のうたの世界：「島へ」「○と△の歌」「死んだ男の残したものは」
テノールの輝き：「カタリ・カタリ」「オー・ソレ・ミオ」
アンコール：「小さな空」

夜の部（19時～20時45分）

第一部　：大正から昭和前期の日本のうた～童謡・叙情歌・流行歌～　＜解説・ピアノ：佐野 靖 氏＞

「琵琶湖周航の歌」「背くらべ」「しゃぼん玉」「砂山」「七つの子」「船頭小唄」「影を慕いて」
「仲よし小道」「スキー」「里の秋」

第二部　：コンサート　名歌を味わうⅡ＜布施 雅也 氏/前田 拓郎 氏＞

日本の叙情：「出船の港」「初恋」「宵街草」「鳩笛の唄」
ショパンの魅力：「スケルツォ第２番」「革命」「幻想即興曲」
武満徹のうたの世界：「島へ」「○と△の歌」「死んだ男の残したものは」
テノールの輝き：「星は光りぬ」「オー・ソレ・ミオ」
アンコール：「カタリ・カタリ」

講師・演奏者プロフィール

＜解 説＞　東京藝術大学音楽学部教授　佐野 靖 （さの　やすし）氏

1957年徳島県生まれ。東京藝術大学大学院（音楽教育専攻）修了。音楽学を服部幸三氏、音楽教育学を山本文茂氏に師事。唱歌・童謡などの「日本のうた」に関わり、各地でレクチャーコンサートを行い、歌い継ぐ活動を展開している。

＜テノール＞　布施 雅也（ふせ　まさや）氏

東京藝術大学卒業。同大学大学院修士（オペラ専攻）課程修了。第十五回奏楽堂日本歌曲コンクール歌唱部門第一位入賞。併せて中田喜直賞受賞。宗教曲のソロをはじめ、日本歌曲を中心としたコンサートなども行っている。

＜ピアノ＞　前田 拓郎（まえだ　たくろう）氏

東京藝術大学卒業。同大学大学院音楽研究科修士課程修了。2005年第２回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA派遣部門 金賞及びFaith賞受賞。2008年首相官邸にて開催された胡錦濤･中国国家主席を迎えての晩餐会の席で演奏する栄誉に浴した。