学士会主催「『歌会始の儀』披講所役 園池公毅氏に実践で学ぶ和歌の披講」が開催されました

2024年2月17日(土)、開催場所は12月閉館予定の学士会館(320号室)。
宮中行事「歌会始の儀」披講所役を約40年務める園池公毅氏を講師に、和歌の披講を学ぶイベントを開催しました。
イベント中、終始マイクを使わずよく通る声の園池先生から「歌会始」の歴史や披講の説明、現存する最古の披講音声データを流しての解説を聞き、園池先生の披講実演も参加者は間近で体感しました。
「通る声の出し方」の指導の際、園池先生の、息継ぎをせず1分近く続いた発声には、会場全体が呼吸をするのも憚られる空気に包まれ、発声後は参加者から感嘆のため息と拍手が自然と沸き起こりました。
披講所役を長年務めてこられた先生ならではの裏話もたくさん聞け、あっという間の2時間でした。