『20代のQOL ~いまを充実 & 5年後も充実~』
第2回:知っておきたい「24歳」とは?
みなさん、こんにちは。
学士会に憧れる桜蔭会会員、メディカルライターとして活動するSayuReeです。
のコラムでは七大学の卒業生のみなさんと、あなたのいま=20代を充実させるために、『QOL』というキーワードを用いて一緒に考えていきたいと思います。
第2回:知っておきたい「24歳」とは?
1.あなたにとって「24歳」とは?
みなさんの中には現在24歳の方や24歳を迎える方も多いのではないでしょうか。
どんな歳でも、その歳なりの傾向や特徴があると思います。
そのときには何が起きているのか分からなくても、振り返ってみると「あのあたりが変わり目だったなあ」というのが、『24歳』について多くの人が抱く感想です。
そこで今回は『24歳』に焦点を当てて話をしたいと思います。
(まだしばらく23歳/もう25歳という方、ごめんなさい。人生の変わり目の話です)
(1)2000年ってどんな年だった?
ⅰ)干支は辰でした。20世紀最後の年としてミレニアムイヤーと呼ばれていました。
(この年に生まれた子供をミレニアムベイビーとも)
ⅱ)この年の漢字は「金」でした(シドニーオリンピックにちなんで)。
第三次パラパラブームとキックスケーターが流行。
ⅲ)流行語大賞は「IT革命」でした(但し2000年はITバブル崩壊の年)。
2000円札が発行され、都営大江戸線が開通しました。
ⅳ)いまでも耳にする曲。
サザンオールスターズ『TSUNAMI』、福山雅治『桜坂』、MISIA『Everything』。
ⅴ)ロシア大統領にプーチンが就任。
共和党のジョージ・ブッシュが11月のアメリカ大統領選挙で当選。
(2)データで見る「いまの24歳」
ⅰ)人口:119万人 (男性612万人:女性578万人)
ⅱ)平均身長/体重:男性172.7㎝/68.6kg:女性155.9㎝/49.2kg
ⅲ)出生時の平均余命:男性77.64年:女性84.62年
ⅳ)4年制大学(学部)への進学率:男性56%:女性50%
ⅴ)大卒初任給:平均22万6千円・東証プライム上場:23万9千円
「平均」に深い意味はありませんが、120万人の仲間と共に生まれ、その人生は約80年が見込まれており、高等教育を受けている層が約半分。個人的には女性の平均体重が50Kg以下にショックです。
2.24歳の生き方と悩み
学部までの学びを人生のインプットのひとつの区切りとすると、24歳とは、さまざまな面で余裕が芽生える時期でもあります。学士会の皆さんはもっと地に足がついており、自己啓発やキャリアアップ、貯蓄や投資など、さらに先のことを考えはじめているかもしれません。
ここまでの努力や蓄積が順調にいっているとすれば、順風満帆な人生を送っているようにも感じられますね。桜蔭会会員の私もそんな感じで、「24歳でこんな余裕が持てるなんて最高だな。学生時代から勉強に励んでいて良かった」と思ってもいました。
一方で、この安穏とした空気に包まれているからこそ・・・
「確かに余裕はあるけれど、本当に今の人生で進んでいいのか?」
「今では与えられた環境やこれまでの学歴に支えられているけれど、それだけでいいのか?」
「もっと自分で人生を切り開いて、経済的だけでなく心からも充足感に満たされたい」
と感じるようにもなったのです。
3.24歳でやっておきたいこと
あなたも「ああ、たしかに!」と思われることがあるかもしれません。
この違和感は悪いものではなくて、次のステップアップへの布石。
そこで24歳からのライフプランに役立つ行動を紹介したいと思います。
(1)人生計画書を作る
24歳で人生について悩んだときに、なにかできないかと考えた末に、オリジナルの人生計画書にたどりつきました。
作り方のコツは「20代/30代/40代なら○○をする、こんな自分になる」と年代ごとに決めるよりは、
・人生でどんな自分で、どんなことをしたいかを決める
・40代から30代、20代と、年代ごとにできることを逆算する
・逆算した内容を基に、年代ごとに細かな目標を立てていく
というプロセスを用いました。
ゴールから現在までを逆算し、細かなステージを整えることで、自分が理想とする人生がより確かなものに変わります。私はこれを大学時代の先輩から教わりましたが、、みなさんにこうしてお伝えしたいくらいの効果がありました。
(2)失敗を恐れない
失敗や恥をかくほどの経験って、できれば避けたいものですよね。でもこういった経験は20代だからこそしておくべきことなのです。
24歳で自信満々なころ、仕事でのうっかりミスで社内を巻き込んでしまったことがありましたが、かえってミスの回収をしたり周囲と協力したりでき、それ以来は仕事への慎重さが増し、社内での評価も高くなりました。
20代のうちの失敗なら小さく済むので、あまり咎められることもないですからね。恥ずかしいところを見せたくない気持ちはとてもよくわかりますが、失敗から得られるものも意外に多いですよ。
(3)旅をする
あえて環境を変えることもひとつの策です。生活や収入、貯蓄に余裕が増えてきたのなら、旅に出てみるのはいかがでしょうか。
国外でも海外でも、今まで知らなかった景色や文化に浸ることで、自然と視野が広がります。また質の高いサービスに触れることで新たな豊かさを感じられ、今後の人生を彩る鍵になることもあります。
人生計画書・失敗を恐れない・そして旅。24歳だからこそフレッシュな気持ちで受け止められるものでもあります。今後のQOLを高めるためにも、ぜひ意識してみてくださいね!
【もうひとこと】
24歳。大きな壁にぶつかりスペイン行きを決意。「人生計画書を海外で書いてみよう」と思い立ちました。マドリードという非日常な空間で自分に向きあえたので、思考もライフプランも格段にクリエイティブになりました。吸収力抜群な24歳だからこそ、あえて「いつもと違う環境に身を置く」こともおすすめします。
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