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学士会メールマガジン

No015号 2004/3/1 配信分


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★★★学士会メールマガジン     No.015
★★★2004年3月号          http://www.gakushikai.or.jp
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いつもメールマガジンをお読み下さいましてありがとうございます。

┌─────────────────────────────────┐
◇ INDEX
└─────────────────────────────────┘
[1].今後の夕食会・午餐会の予定
[2].学士会ニュース
[3].イベントのご案内
[4].学士会館同窓会情報[七大学関係の同窓会]
[5].過去の月報ピックアップ[学士会月報NO.451 大正14年10月号より]
[6].会員からの投稿コーナー
[7].今月の一冊

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         ● 今後の夕食会・午餐会の予定 ●
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◆ 夕食会  3月 10日(水):

          演題『21世紀のための倫理~エコエティカについて~』
                    講師 今道 友信氏
                  (東京大学名誉教授・哲学美学比較研究国際センター所長)
            
◆ 午餐会  3月 22日 (月):

          演題『“長”になりたくなかった男』
                    講師 なだ いなだ氏
         (作家・精神科医)


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            ● 学士会ニュース ●
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       《レセプションホールで展覧会を開きませんか》
 今月から、学士会館のレセプションホールで展示用パネルの利用が出来るよ
うになりました。パネルは国の登録有形文化財「学士会館」にふさわしい特注
品です。絵画展、写真展などのご利用を受け付けています。利用料金、利用期
間などの詳細は、企画係までお問い合わせください。お申し込みをお待ちして
います。
学士会企画係 TEL:03-3292-5955(平日9:00~17:00)

         《学士会カードの発行が1,000枚に》
 昨年9月に導入いたしました学士会カードの発行枚数が、2月初旬に1,000枚
を越えました。サービス開始5ヶ月で1,000名を越える会員の皆様にお申し込み
を頂きましたこと、心から感謝いたします。
 カードに付加された本来のサービスに加え、学士会独自のサービスを引き続
き拡げていきたいと考えております。今後とも、皆様のご期待に添えますよう
尽力いたしますので、何卒、宜しくお願い申し上げます。

 学士会カードに関するお問い合わせ・ご連絡先アドレスはこちらです。
学士会企画係 TEL:03-3292-5955(平日9:00~17:00)
メールinfo@gakushikai.or.jp
>>URL:http://www.gakushikai.or.jp/card/card.html<<

ダイナースクラブカード 0120-041-962(24時間 年中無休)
ホームページはこちら:
>> http://www.diners.co.jp/intro/card/teikei/gakushi_idx.html <<

シティバンクカード   0120-86-69-24(24時間 年中無休)
ホームページはこちら:
>> http://www.citibank.co.jp/ccsi/gakushikai.html <<

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           ● イベントのお知らせ ●
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◆国際高等研究所(高等研)創設20周年記念◆◆◆

<「こうとうけんの人」展~鉛筆による細密肖像画の世界~>
▲作  家:牧井俊明会員(国際高等研究所研究企画部長)
▲作  品:井口洋夫前副所長、岡本道雄初代所長・元京大総長、松原謙一前
      副所長・大阪大学名誉教授、岡田益吉副所長・筑波大学名誉教授
      など
▲開催日時:3月12日(金)~3月14日(日)
▲会場時間:9:30~21:00(12日は13:00から、14日は17:00まで)
▲会  場:学士会館神田本館1F レセプションホール
▲料  金:入場無料(協力:学士会)
※12日(金)夕刻、肖像画の人物が会場を訪れる予定です。

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◆学士会館で落語会 その五◆◆◆

<学士会寄席 桂藤兵衛>
▲演  目 【花見の仇討】
       他一席
      助演:初音家左橋
▲開催日時:2004年3月18日(木) ◎午後7:00 笑い始め(6:30開場)
▲場  所:学士会館神田本館1F レセプションホール
▲木 戸 銭:2,000円 * 笑止税込み
▲全席自由:定員150名(満席の場合、当日券を発売しないことがありますの
      で、必ずご予約をお願いいたします)

>> http://www.gakushikai.or.jp/seminar/seminar.html <<

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◆第4回 活弁in学士会座 ◆◆◆

<『生れてはみたけれど』 ~弁士・澤登翠&澤登翠のシネマトーク~>
▲監   督:小津安二郎
       1932年 松竹キネマ(蒲田撮影所)制作
▲活動弁士 :澤登翠
▲開催日時 :4月10日(土) 開演・14:00
      (開場13:30・上映終了15:30・トーク終了予定16:20)
▲会   場:学士会館神田本館1F レセプションホール
▲木 戸 銭:前売り2,500円(当日3,000円) ワイン&グリッシーニ付
       学生は2,000円(当日学生証提示)

*チケット予約
学士会企画係まで氏名・連絡先住所・電話番号・枚数をお知らせ下さい。
>> http://www.gakushikai.or.jp/seminar/seminar.html <<

TEL   :03-3292-5955(平日9時~17時)
FAX   :03-3292-2779(学士会事務局)
e-mail:info@gakushikai.or.jp

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     ● 3月の学士会館同窓会情報(七大学関係の同窓会) ●
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学士会館本館
 2日(火)七大学テニスOB戦シニア大会幹事会
     大正会
     東大陸上運動倶楽部総会
 3日(水)神田会
     一日会
     青山会
     京大一水会
 4日(木)東大五色会
     木曜会
     赤門剣友会
     一木会
 5日(金)一金会28機会
 6日(土)東大医学部鉄門39年会
     北大桜菱会
 7日(日)研二木会
 8日(月)月曜会
10日(水)赤門合気道倶楽部
     京大二水会
11日(木)研二木会
12日(金)東京大学地球システム工学専攻同窓会
     37年東冶会
13日(土)杉本・原研究室同窓会
     32年卒農学科同期会
     駒場会
14日(日)京大舎友会
15日(月)十五日会
16日(火)北海道大学法学部東京同窓会
     東大土木16年会
17日(水)南溟三水会
     三水会
     二水会
18日(木)東大電気18年会
     21三木会
19日(金)稜光会
     東京大学弁論部縦の会
20日(土)30年理Ⅱ組クラス会
     岡村会
21日(日)東京大学法学部緑会合唱団
22日(月)月 月 会
24日(水)水曜会(東大第一外科)
     東京九機会
25日(木)新二火会
26日(金)28年東大農経会
     東大ESS OB会
     駒場研究会
     東北大法・経学部卒業50周年合同期会
27日(土)東大呼吸器内科同窓会
     京大A4クラス会
28日(日)赤門テニスクラブ
29日(月)二九会
     二三機会


学士会分館
 4日(木)東京銀杏会
 6日(土)東大バレー赤門クラブ
     地震研 災害部門OB会
     一高短歌会
10日(水)東洋文化研究所
11日(木)地学教官懇談会
12日(金)理学部停年退官教官送別会
     東大土木教官懇親会
     箕輪光博先生退官記念パーティー
18日(木)成人看護学同門会
23日(火)松原望教授惜別会
25日(木)東大法学部修了者懇談会

※2月20日までに確定しているもののみです。


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◆ 幹事代行サービス承り中 ◆◆◆

 学士会事務局では、同窓会幹事代行サービスを承っています。学士会館で同
窓会を開催される幹事さんのお手伝いをします。

 ①会場の予約
 ②案内状の印刷・発送
 ③出席者の名簿作成
 ④看板・名札の準備
 ⑤会場のレイアウト
 ⑥受付の準備

 といった業務を幹事の方に代わって準備します。切手・葉書代等の実費はご
負担いただきますが、手数料等はいっさい頂きません。

*お問い合わせ/お申し込み(平日9時~17時)
 学士会事務局 TEL:03-3292-5955
 Eメール info@gakushikai.or.jp

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          ● 過去の月報ピックアップ ●
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┃□┃浜尾子爵を追悼す
┃□┃山川健次郎
┃□┃           学士会月報 No.451号(大正14年10月号)より
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 私が初めて浜尾子爵にお会いしたのは明治9年の正月であった。その頃は今
の東京帝国大学の前身の開成学校といった時分で、この学校に私が就職した時
であった。時の学校長は畠山義成という人であったが、この人はアメリカのフ
ィラデルフィアの博覧会のためにアメリカに行っておった。この畠山という人
は薩摩の人で、維新前からして米国に留学しておった。私が明治9年に開成学
校に出た時には浜尾子爵は開成学校長補というのであった。しかし、学校長が
留守であったので、数え年、28の若い学校長補の浜尾子爵に実権があった訳で
ある。明治9年の正月のことであるから今を去ることざっと50年である。そう
いう長らくの友達である。

 浜尾子爵は一体、自分の進退などについてあまり人の意見などを聴かなかっ
た人であったように思う。私も浜尾子爵の進退について、意見を聴かれたこと
は殆どなかったが、ただ一遍ある。大正3年東宮御学問所の出来た時に、時の
文部大臣奥田君からして、私に内相談があって、私に御学問所の評議員という
ものになれということであった。それは「時の宮内大臣の渡邉伯爵からして、
御学問所の評議員を教育者側から推進してくれと言われたので、君を推薦した。
ぜひ君受けて貰いたい」ということであった。「それならお受けしよう。しか
し、その所員の顔ぶれは誰々だ」と私は聴いた。ところが、総裁は東郷元帥、
副総裁は時の東宮大夫の波多野敬直君、このほかに学習院長の大迫尚敏君、そ
れから陸軍側からして今の参謀総長をしておられる河合操君、海軍の側からし
て今の海軍大将の竹下勇君、それから幹事が小笠原長生君、こういう人であっ
た。そこで私は考えた。東宮大夫の波多野敬直君は軍人ではないが、そのほか
は皆軍人である。総裁、評議員の中の3人、それから幹事、このように軍人ば
かりに傾いておったのでは、未来の天皇陛下のご教育をする御学問所を軍人で
固めるということになる。これではどうもあまり面白くないと思う。こう思っ
たものだから、4月の1日か、2日頃であったが、宮内省へ行って、渡邉伯爵
に会って「もう少し軍人以外の教育に経験のある人が入っておらぬでは、私た
だ一人というのでは、どうも具合が悪いと思う。それにはどうしても、浜尾君
が評議員の一人となられることを私は深く希望するから、浜尾君を入れてもら
いたい」と言った。渡邉伯爵は「いやそれはまた、後でどうにでもなるだろう、
前の顔ぶれで既に上奏したから、まあ、今はそのことを喧しく言わないでくれ」
という話であった。それならそれでも宜しいと言って退出したが、間もなく任
命は発表された。

 それから1、2日経って浜尾君が大学へやってきて、「実は今度東宮大夫にな
ってくれという内相談があった。けれどもどうもお受けして良いやら、悪いや
ら私は少し迷っている。君はどう思う」という話があった。これは、私が学問
所の評議員であったので諮られたと思う。そこで私は、「東宮大夫には貴下を
除いては外に誰が適任者がありますか。貴下が最も適任者であると思う。私は
ぜひお受けにならなければなりません」と言った。
 ところが、もう自分は高年になっているからして、何時どうなるか分からぬ。
東宮殿下のお若い間に大夫がそうそうかわるというようなことでは甚だ害があ
るからしてどうかと思っている。それは成る程、御幼年の間に度々大夫の更迭
があるということは良いことでは無論ないけれども、1年でも2年でも貴下が
大夫の職に就かれたならば、それだけ貢献がある。貴下ほどの適任者は外にな
いからまあ、1年でも2年でも貴下の身体の続く限り、君の御馬前で討死する
覚悟でご奉公になったら良かろう、などと話したのですが、浜尾子爵は余ほど
躊躇しておられるようであった。「そんなら受ける」というようなことをなか
なか言われなかった。なお考えてみようというようなことで別れた。それから
幾日か後に子爵は東宮大夫の重職に就かれた。子爵が自分の進退について私の
意見を求められたというのは、このたった一遍であった。

 浜尾子爵の宅は小石川の金富町で、東宮御殿は高輪にあるので、彼是2里も
あるから、小石川から高輪へ行くのには1時間もかかる。然るに子爵はいつで
も東宮殿下の御授業が始まる前に行かれるが、御授業は8時か、9時に始まる。
毎日窮屈な人力車で往復されるのは老体には大儀であろうし、殊に冬などは身
体の為に良くないから、自動車にお乗りになったら良かろうと私はしばしばご
助言申し上げた。貴下が今ご病気になられては大変なことになるからして、成
るだけ楽にご奉公のできるようになさったら良かろうと言ったもののなかなか
聴かれない。もしも、人でも轢くようなことがあっては、どの立場でも済まん
が、殊に今の立場としては恐縮に堪えないから乗らない。それならば、宮内省
辺りにお頼みになって、極く熟練した運転手に運転させて、そうして馬車ぐら
いの速さで、これ以上の速さにはさせぬということにでもなさったならば人を
轢くという虞もないじゃありませんかと言ったが、なかなか承知せられなかっ
た。これは、私ばかりでない。久保田男爵などもしばしば浜尾子爵に忠告され
たそうである。どうも、ああいう謹厳な人だから、若しものことがあっては大
変というので、なかなか乗られなかった。
(第6代東京帝大総長、初代九州帝大総長、第9代東京帝大総長、第6代京都
帝大総長、貴族院議員、理学博士、男爵)

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       ● 会員からの投稿コーナー ●
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『朝倉遺跡 ~福井市郊外 一乗谷(前号より続き)』

 朝倉の館から一乗谷川(いちじょうだにがわ)を渡って反対側に入ると、様
子が一変する。
 突然、初代朝倉孝景の世に戻って、新しい町並みが出現する。わずかな木戸
銭を払って入ると、取っ掛かりが家老の屋敷であろうか、豪華な造りである。
在りし日のままに復元されたので、部屋数も多いし、広い。まだ新築の木の香
りが匂っている。庭には形の良い植え込みがあり、きれいに掃かれていて清々
しい。
 唐門に間近いところに身分の高い人の屋敷があり、離れるに従って身分が下
がる。最後は町人の長屋に連なって室町時代をほうふつさせるように再建の途
についている。
 すでに一部の復元が進み、中の道を挟んで両側に、しばらく、武家の屋敷が
続くが、たいていは門だけの復元で留まっている。さらに歩を進めると、左右
に町家がずらりと並ぶ。切妻造り(きりづまづくり)や平入(ひらいり)造り
で、4、50年前まであった東京、下町の長屋によく似ている。日常生活に欠か
せない共同井戸や共同手洗い、柴垣なども完全に元の姿に造られている。ただ、
復元されたばかり、日が経っていないので真新しく、訪れる者には今が室町時
代か平成の御代か、錯覚を起こさせる。この地方では毎年11月ともなれば、名
物の越前がにの季節となる。早朝三国に陸上げされたエビや鯛の豊かな海の幸
が新首都一乗谷に届けられ、谷あいの山菜とともに、家老や武家、町人の夕餉
の食卓をにぎあわせたことであろう。

 ところで、なぜ朝倉氏は福井平野の中心黒丸館からこの一乗谷へ遷都したの
であろうか。
 築城が1471年とされている。京の都では1467年に始まった応仁の乱が10年間
続いている。地方では1428年の土一揆を皮切りに、1485年山城国一揆と、各地
で一揆が頻発している時期と重なる。こんな時代背景を考慮すれば、一族の身
と財産の、安全確保のための遷都であったに違いない。
 実際、一乗谷は天然の要害そのものである。朝倉館の背後には峻厳な裏山が
幾重にも重なっている。中腹に山城を配し、監視と敵を向かえ撃つには絶好の
拠点である。登っては見なかったが、山城はMountain fortress と英訳されて
いるように、東西南が閉鎖され、北面だけが出入りできる一乗谷で、そこが眺
望できる要所に「砦」を構築して、守りを固めたのであろう。
 そして、一乗谷の地は、芳醇な『水』は四季を問わず豊潤であり、米どころ
福井平野から、さほど離れていない別格の都であったことを訪れる人々に教え
てくれる。
  朝倉の廃墟そのままと復元され始めた往昔の一乗谷の町、この奇妙なアンバ
ランスに酔い痴れる千秋のひとときである。
 
 廃墟に対する感懐は廣島の原爆ドームやギリシャのパルテノン宮殿を前にし
た場合と、太宰府の都府楼(とふろう)跡や平泉の毛越寺(もうつじ)跡を訪
問した際とは異なるものがある。
 前者では見学者は自己の頭で、ありし日のドーム全体を再現しながら、崩れ
落ちた痛々しさに思いをはせる。後者では廃墟以外にヒントがないので、空想
を織りまぜて、架空の復元をする。むしろ脳中で、新しく組み立てながら、か
つての建築物を創造するに違いない。
 朝倉館では一乗谷川の東側に点在する礎石を眺めて、訪問者の脳細胞に中で
自由に復元する楽しみがある。朝倉館を古のまま復元するのも良いが、唐門か
ら玄関先しか見えない風景よりも、平面的にかっての座敷の一つ一つが確認で
きる方が愉快な気がしてならない。
 町方はどこまで復元すればよいのか頭を悩ます。住む人だにいない街邑が完
全に復元されても、即、訪れる人に感動を与えるとも思えない。歴史の教材と
の絡みもあり、難問であろう。

【交通】福井駅より─京福バスターミナルから『浄教寺・鹿俣』行きで、朝倉
館前下車(片道30分)が便利。

《昭和35年法学部卒 古池一視》

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=-=
[会員の方のホームページ紹介]

○http://www.hpmix.com/home/bokujin/
 自作(OK牧人)のHPです。コラム、歴史道楽、異文化探訪記、写真集等が満
載されています。
 《昭和25年工学部卒 大谷和夫》 

〇http://www3.ocn.ne.jp/~tttabata/
 私設「データ評価解析研究所」の英和両文HP。所長兼雑用係の随筆、海外旅
行写真・スケッチも。
 《昭和33年理学部卒 多幡達夫》
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-==-=
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

《皆様からの投稿募集》
※会員の皆様からの投稿を募集しています。ご投稿者全員に学士会記念品セッ
 トを進呈しています。投稿は、匿名希望でも承っております。
※また、会員の方からのご要望により、会員の方のホームページを紹介してい
 くことにしました。ご自身のホームページを紹介したい方は、ホームページ
 アドレスと30字前後の紹介文を学士会企画係までお知らせください。
※展示会等の告知も承っております。

※投稿については、下記メールアドレスにお送りください。
 info@gakushikai.or.jp


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              ● 今月の一冊 ●
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◆『山川健次郎伝 ~白虎隊士から帝大総長へ~』
◆ 星亮一著・平凡社・2003年刊

 山川健次郎は明治、大正、昭和の初期にわたり、「星座の人」と呼ばれた。
この時代の教育界を導いた彼の生地は会津若松。幼少時には一歳違いで白虎隊
の隊士になり損ねたが(留守隊に編入)、彼は終生、会津戦争で辛酸をなめ、下
北半島に流された会津藩の人々を念頭において暮らした。会津人の命運を一身
に背負って17歳で渡米、死に物狂いで学びエール大学を卒業。帰国後は、東京
帝大に奉職、薩長の藩閥政治下で2度の総長、京都帝大、九州帝大の総長、ま
た東北帝大の創立に深く関与し、現在の東京理科大の創立にも尽力した。日本
人初の東京大学物理学科の主任教授であり、名高い物理学者、田中館愛橘、長
岡半太郎も彼の直弟子である。いつの間にか、こうした弟子の方が有名になっ
ていたが、それを一番喜んでいたのが健次郎であった。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
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