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関西茶話会

「第51回関西茶話会」が開催されました

イベント案内

学士会「第51回関西茶話会」が開催されました

林美加子先生林美加子先生

6月17日(土)、中央電気倶楽部にて、大阪大学歯学部附属病院病院長、大阪大学大学院歯学研究科 教授の林 美加子氏を講師にお迎えし、『削る虫歯、削らない虫歯』との演題で、「第51回関西茶話会」を開催しました。

むし歯(う蝕)へのリスクは赤ちゃんの時から始まっており、若い時には歯の頭にできるむし歯も高齢になると歯の付根にできるなど、年を重ねるとともに異なる部位にむし歯が現れる。厚生労働省の歯科疾患実態調査では、むし歯を治療せずに放っておく割合が25歳以上では3割以上となっている。そこで内閣府においては、国民皆歯科診療を広めようと検討が始まっている。お口の健康を守ることが全身の健康を維持することにつながることや緑茶・ウーロン茶に含まれる「茶ポリフェノール」がむし歯予防につながる有効な手段の一つであることが紹介された。
かかりつけの歯科医を持つなど、口腔ケアに対する意識を高めることにより、早期にリスク対応すれば「削らないむし歯治療」を行うことができる。また最近では、生涯28本の健康な歯を維持しようと提唱されるようになってきたことが強調された。

講演会の様子講演会の様子

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