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関西茶話会

「第48回関西茶話会」が開催されました

イベント案内

学士会「第48回関西茶話会」が開催されました

宇山浩先生宇山浩先生

10月15日(土)、京都大学楽友会館にて、大阪大学大学院工学研究科教授の宇山浩氏を講師にお迎えし、「ポストコロナにおけるプラスチックの使命と役割~プラスチックとの共生」との演題で、「第48回関西茶話会」を開催しました。

プラスチックは安価、軽量、丈夫で腐らないという特徴を生かして私たちの生活を豊かにしてきました。しかし、世界では毎年900万トンを超えるプラスチックごみが海洋へと流出し、特にマイクロプラスチックが環境汚染を引き起こしていると報告されています。
人間は物質が崩壊して目には見えない状況になってしまうと、物がなくなっていると思い込む特性があるが、プラスチックごみ問題においては、物質が分解していくバイオマスプラスチックを導入することにより地球規模の資源循環に役立つことが重要な点であると指摘されました。
宇山先生は自然界に豊富に存在し、大量に入手できる精製度の高いデンプンに着目し、海洋生分解性プラスチックの材料開発に取り組まれており、バイオマスの積極的な利用による資源循環を図ることがプラスチックごみ問題の解決につながると強調されました。

講演会の様子講演会の様子

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