「新年祝賀会2013」が開催されました

「新年祝賀会2013」が開催されました

平成25年1月5日（土）、学士会館にて「新年祝賀会2013」を開催しました。
新年祝賀会は、参加者全員お屠蘇での乾杯から始まります。その後、伊勢えびをメインとした西洋料理に舌鼓を打ちつつ会員同士の歓談の時間を過ごし、食後には、米澤賢一会員による恒例の「謡曲」が披露され、“新年のお祝い”に花を添えます。

「催し物」では、尺八というたった5つの孔しかない楽器を、『透きとおった音』『かすれた音』『ゆれる不安定な音』など、自由自在に音色を使い分け、曲に込められた感情を見事に奏でる山本真山氏の、新年にふさわしい凛とした尺八の演奏に、会場からは盛大な拍手が送られました。

学士会、本年の抱負は「彩」
皆様の毎日の生活に、彩りを添えることができる存在であり続けたいと思っております。
2013年が皆様にとって、色彩豊かな一年となりますように・・・。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

都山流尺八の魅力－山本真山氏を迎えて　　演奏曲目

・尺八独奏　名残の色

・都山流本曲　紅葉

・日本の尺八のための楸[ひさぎ]

・春の海

・小鳥の歌

・壱越

演奏者プロフィール

都山流尺八　/　山本　真山（やまもと　しんざん）氏

7歳より父・人間国宝山本邦山に師事。中央大学文学部文学科仏文科卒業、NHK邦楽技能者育成会卒業。
1986年都山流尺八師範試験首席登第。1988年箏曲宮城会アメリカ公演に随行。1990年から1999年にかけてフィンランド、カナダ、中南米、米国、ドイツ、スイス、ブラジル、ウクライナの公演等に出演し好評を博す。2000年東京都交響楽団と共演。2003年箏曲宮城会ヨーロッパ公演に随行。2004年鹿児島にて自作品による山本真山リサイタルを開催。2007年シンガポールでシンガポールオーケストラと共演。
2008年日本伝統文化振興財団よりCD山本真山作品集Ⅰ「蒼天」、2011年山本真山作品集Ⅱ「雪間草」をリリース。
都山流尺八楽会竹琳軒大師範。都山流邦山会所属、山本邦山尺八合奏団副団長。現代邦楽作曲家連盟、日本三曲協会各会員。曠の会同人。
現在、東京藝術大学音楽学部邦楽科（都山流尺八専攻）、中央大学竹桐会各講師を務める。つきなみの会主宰。

都山流尺八　/　舛田　路山（ますだ　ろざん）氏

11才より山本真山に師事。日本大学芸術学部音楽学科卒。
2005年都山流尺八楽会准師範東京試験にて首席登第。2008年都山流尺八楽会師範東京試験にて首席登第。
これまでに、Carnegie Hall（New York City）における日本の祭典（2009年9月）、NHK教育テレビ「芸能花舞台」（2010年7月）、プラハ尺八フェスティバル2010（2010年8月）等に出演。
舛田祥甫・舛田純子・舛田路山　親子三代の会開催（2010年於浜離宮朝日ホール）。
CD山本真山作品集Ⅰ「蒼天」および山本真山作品集Ⅱ「雪間草」の録音に参加。
現在、都山流尺八楽会師範。都山流邦山会所属、山本邦山尺八合奏団団員。法政大学三曲会尺八講師。

箏　/　長谷川　愛子（はせがわ　あいこ）氏

幼少より母に箏の手ほどきを受ける。東京藝術大学音楽学部邦楽科箏曲生田流専攻卒業。 1991年外務省派遣により北・中米にて箏曲の公演を行う。1994年「YAMATO糸竹」を結成。2000年日中合作オペラ「ちゃんちき」（團伊久磨作曲）北京公演に出演。2001年イギリスARC Musicよりソロアルバム「しらべ」を全世界に向けリリース。宮城会箏曲コンクール第2位。 箏曲宮城社師範。箏曲宮城会、日本三曲協会、森の会、大和市音楽家協会各会員。大和三曲協会副会長。宮城合奏団団員。東京藝術大学助手を歴任し現在日本福祉大学等講師。箏曲まこと会主宰。