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夕食会・午餐会感想レポート

平成26年9月夕食会「女性はもっと活躍できる」

夕食会・午餐会感想レポート

9月10日夕食会

下手をすると逆差別的なイメージや政策、規制につながりかねないトピックだが、ご自身の経験を踏まえ、また長期間当該トピックを考察された上でのお話だけあり、得るものがとても多かった。
まだまだ未熟者ですが、小職も、女性に限らず人種国籍などあらゆる意味でダイバーシティを高めることは、企業の競争力・リスク対応力を高めるものであり、メリットを得るためにダイバーシティを推進するのが本来の姿のはずであると強く感じていた。
昨今の女性活用に関する政策や報道が、こういった本質やプラス面についてあまり触れていない中、岩田氏のような立場の方がこの点に言及されていることはとても重要と感じた。
先般、「女性が活躍している企業」というアンケート結果を見たが、女性が親しみやすい所謂BtoC企業が多い中、BtoBの外資系企業の名前が複数挙がっていたのが印象的であった。
今後の持続的成長を達成すべく、多くの日本企業は海外市場での事業展開に注力しているが、同じ国籍の性別が異なる人間を活用できない企業が、優秀な外国人をどう活用できるのか。
日本企業も、本気で価値創造や成長に取り組むのであれば、多様な優秀な人間にそっぽを向かれるのではなく、むしろ是非働きたいと選択されるようでなければ、グローバル市場での競争力をさらに喪失することになるのではないだろうか。

(東大・工、高田 寿子)