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夕食会・午餐会感想レポート

平成25年2月夕食会「これまでの医療・これからの医療」

夕食会・午餐会感想レポート

2月8日夕食会

金澤一郎氏の話は、適切なスライドを駆使し、説明も過不足なく簡潔でわかり易く、その上、内容もありふれた事項を取り上げているにも拘らず、妙に説得力があり、啓発的であった。現在直面する重大な問題点にメスを入れるとともに、その方向性を示唆したもので、誠に有意義な講演会であり、期待以上のものであった。目から鱗が落ちるとはこのようなことを言うのであろうか。特に日本医師会というのが、すべての医師が加入するのではないということ(弁護士や公認会計士の団体の制度と違うということ)は大きな問題点であろう。その他、医師数の絶対数不足の解消やかかりつけ医(いわゆるホームドクター)になれる医者の養成も必須であろう(ようやく手をつけはじめたようだが)。
ここで指摘されたことの一刻も早い問題解決を願うばかりである。

(京大・法、岡垣 克則)


今回妻の曽祖父の村山浩一氏が講師と同じく皇室医務主管を務めていたこともあり、参加を決めました。
「これまでの医療・これからの医療」というテーマについてとても興味深く拝聴いたしました。
テーマとしてはとても広くて深いものですが、漠然とした話にならず、さらに①これまでの医療の成果②その高い医療レベルは何がささえているのか?③それでも患者も医者も現状に満足していない!④これまでの医療の問題点が次第に明らかになった⑤これからの医療の望ましい在り方 の5つに分け、それぞれについて豊富なデーターや資料でわかりやすく説明してくださいました。
③についてですが母が昨年原発不明癌になり医師に手術の方法に選択というか同意を求められました。
そのときの感想ですと、対応してくださった医師は懇切丁寧に説明してくれましたし、入院している間は看護師の方もとても親身に看護してくださったと思います。
ただ、やはり医師はなんでこんなに忙しいのだろうかと思いました。
④について医療費の問題、医師数の問題は高齢化・少子化問題や都市への人口集中などの問題とも関係しているので医療の範疇だけで解決できる問題ではないと思います。
ただだからといって何もしないわけにはいきませんので⑤ということになると思いますが、この中でわりとすぐにできることは「かかりつけ医」をもつことだと思います。
わたしも何かあるとすぐに大学病院にいってしまう方ですが、これからは「かかりつけ医」をもつようにしようと思いました。

(東北大・法、西山 裕一郎)